納品・検収報告書¶
この文書の目的¶
本書は、今回の納品範囲・受入確認の進め方・保守開始条件を、顧客・検収担当がまとめて確認できるように整理した報告書です。
要求そのものは 要求仕様書 を正本とし、本書では「今回の納品で何を確認するか」「どの資料を見ればよいか」を扱います。
対象読者¶
- 検収担当
- システム管理者・運用担当
- 引き継ぎ開発者・保守担当
納品物の扱い¶
- 05. 納品・運用ポータル は、検収・運用・引き継ぎで共有する主導線です。
- Cloudflare Pages 上のドキュメントサイトは、顧客共有用の絞った閲覧導線として扱います。
- Cloudflare Pages は検収・管理運用に必要な資料を中心に共有し、引き継ぎ資料の確認は 05. 納品・運用ポータル または公式納品物 PDF を基準にします。
- 公式納品物として参照する仕様書一式は、
.mkdocs/spec.ymlの構成をもとに出力する PDF を基準に確認してください。 - 受入判定では PDF に加えて、受入基準チェックリスト と 要件トレーサビリティマトリクス を確認し、要件・判定・証跡の対応を追います。
- 保守・サポート計画書 には納品前に確定が必要な項目が残っているため、本文の注意書きも合わせて確認してください。
納品物の構成¶
- 要求・受入
- 内容: 要求事項、検収条件、受入観点
- 主な参照先: 要求仕様書 / 受入基準チェックリスト
- 操作・運用
- 内容: 利用者 / 管理者 / 運用担当向けの操作・保守手順
- 主な参照先: 05. 納品・運用ポータル
- 技術引き継ぎ
- 内容: 構成、保守運用、バックアップ、障害切り分け
- 主な参照先: コードベース アーキテクチャ概要 / 技術引き継ぎ書
- 保守条件
- 内容: サポート窓口、応答条件、対象範囲、契約条件
- 主な参照先: 保守・サポート計画書(未確定項目あり)
検収時に確認する資料と役割¶
| 確認対象 | 役割 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 要求仕様書 | 何を満たすべきかの正本 | 要件・成功基準・対象外の根拠確認 |
| 受入基準チェックリスト | ACC 単位の実施結果・判定・証跡の確認 | 受入判定の確認 |
| 要件トレーサビリティマトリクス | 要件ごとの in scope / out of scope / pending decision の確認 | 対象範囲と追跡漏れの確認 |
| 進捗管理ドキュメント | 進捗台帳、dogfooding 記録などの補助証跡への入口 | 補助確認、差し戻し時の調査 |
| 05. 納品・運用ポータル | 操作・運用・引き継ぎ資料の入口 | 役割別の詳細確認 |
要件対応状況サマリー¶
| 領域 | 状況 | 確認先 |
|---|---|---|
| 顧客管理・アクセス制御 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.1 節 |
| 商品販売・購入制御 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.2 節 |
| 配送・モード切替 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.3 節 |
| 価格・割引・キャンペーン | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.4 節、3.6 節 |
| 在庫・予約管理 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.5 節 |
| 注文・決済管理 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.7 節 |
| 外部システム連携 | 対応済みとして検収対象に含める | 要求仕様書 3.8 節 |
| データ移行・外部データ取込 | 別途移行準備・突合を前提に確認する | 要求仕様書 5.3 節、5.4 節 |
検収の進め方(推奨順序)¶
- 本書で、今回の納品範囲・対象外・引き継ぎ条件を確認する。
- 要求仕様書 の該当章で、確認対象の要件と成功基準を確認する。
- 受入基準チェックリスト で、ACC 単位の実施結果・判定・証跡を確認する。
- 要件トレーサビリティマトリクス で、要件ごとの対象範囲と pending decision の有無を確認する。
- 操作・運用・引き継ぎの詳細が必要な場合は、 05. 納品・運用ポータル から該当資料へ進む。
- 検収完了後に保守へ移る条件は、 保守・サポート計画書(未確定項目あり) の開始条件と合わせて確認する。
今回の検収で確認すること¶
仮検収(一次納品)¶
- 一次納品範囲のテスト完了
- ダミーデータでの動作確認
- 未確定事項は除外して記録
- 操作/確認方法の手引き設置と受入準備の確認
本検収(二次納品)¶
- 全範囲のテスト完了
- 仮検収で除外した事項の最終確認
- キャンペーン 6 種類を含む全機能の最終確認
- 全機能ドキュメント・運用マニュアル最終版の確認
- 二次納品物パッケージの確認
未対応・対象外・後続対応の扱い¶
今回の検収で対象外とする事項、または後続対応として扱う事項は、 要求仕様書 の以下を根拠に整理します。
5.4.1 今回対応困難な項目5.4.2 後期対応予定項目5.4.3 実装中止項目
本書ではこれらを検収判定の前提条件として扱い、未合意のまま本検収対象へ混在させません。
加えて、今回の受入対象かどうかは
要件トレーサビリティマトリクス
の scope_bucket / req_status と、
受入基準チェックリスト
の記録も合わせて確認してください。要求仕様書の章立てだけでなく、台帳上での
out_of_scope / pending_decision の扱いを見て判定します。
証跡と判定の見方¶
- 受入基準チェックリスト を、ACC 単位の実施結果・判定・証跡を確認する 受入判定の主台帳 として扱います。
- 要件トレーサビリティマトリクス は、要件から判定資料までの対応関係と、対象範囲の境界を確認するために使います。
- 進捗管理ドキュメント は、進捗台帳や dogfooding 記録などの 補助証跡の入口 として使います。
- 要件トレーサビリティ運用ガイド は、RTM の読み方や更新ルールを確認したい場合に参照します。
引き継ぎと保守開始条件¶
引き継ぎ¶
公開・納品スケジュール
では、引き継ぎ期間を 2026-02-16 から 2026-02-27
としています。この期間に、以下を完了条件として扱います。
- 運用担当アカウントの共有・権限移管
- 開発関連情報の共有
- 管理者向け操作説明・運用フロー確認
検収承認後に引き継ぎを進める場合は、まず コードベース アーキテクチャ概要 で全体像を確認し、その後 技術引き継ぎ書、 システム保守ガイド、 バックアップとリストア の順に詳細を確認してください。
保守開始¶
保守・サポート計画書 では、無料保守期間の開始条件を「本検収完了翌営業日から」と定義しています。
同計画書に記載の 2026-02-16 は、公開・納品スケジュール
で示す本検収期間の計画を前提にした日付です。判定時は、日付だけでなく
「本検収完了翌営業日から」という開始条件と合わせて確認してください。
検収完了後は、保守窓口・応答条件・対象範囲を同計画書に従って運用します。