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専門用語集(Glossary)

概要

リツビ BtoB ECサイトプロジェクトで使用される専門用語・略語を50音順・英字順で整理した用語集です。

🔄 システム用語対照表(SMILE連携マッピング)

開発およびシステム内で使用される用語と、SMILE基幹システムにおける名称の対応表です。開発時はこちらの用語定義を優先してください。

開発・システム用語 SMILE用語 説明・ルール
customerCode 顧客番号 / 得意先コード 顧客を一意に識別するコード。SMILE側で発番されたものを正とする。
customerGroup (なし) Vendureの顧客グループ。SMILEの「売上掛率分類」をSSOTとして自動同期しない(必要なら別タスクで設計)。
billingCustomerCode 請求先コード 請求をまとめる親の得意先コード。支店の場合は本店のコードを設定する。正本はSMILEとし、React Dashboardでの手動紐付け・編集は行わない。
salesRateClassCode 売上掛率分類コード SMILEの売上掛率分類コード。CustomerGroupとは連動せず、Customerの独立フィールドとして保持する(単価マスタ等の参照キー)。
deliveryPointCode 納品先コード SMILE連携で使用する全体一意の納品先コード。住所のupsertキーや納品先CSV出力の参照キーとして扱う。新規採番の開始値は Vendure Dashboard の SMILE同期設定で管理し、DB 初期値は required baseline seed で投入する。
shipToCode 納品先コード 住所に紐づく納品先コード(互換/別用途のフィールド)。SMILE連携の正本は deliveryPointCode とし、shipToCode への自動同期は行わない。
SKU 商品番号 商品バリアントを一意に識別するコード。原則としてSMILEの商品番号と1対1で対応するが、セット商品はVendure側の独自コードをSKUとして持ち、SMILE連携では構成品へ分裂して扱う。
shippingDate 出荷予定日 SMILEへ送る受注データの出荷予定日。
specialInstructions 特記事項 SMILEへ送る受注データの備考・配送指示。

価格計算・SMILE単価マスタ用語(カテゴリ別)

価格計算 3 段モデル / 5 軸価格 / SMILE 単価マスタ / 直送モードの主要用語をカテゴリ別に整理。50音順エントリと重複する場合はこのセクションを優先的に参照。実装パイプラインの正本は 03-implementation/pricing/price-calculation.md

価格計算 3 段モデル

  • listUnitPrice / 上代単価: エンドユーザー向け定価相当の単価。ProductVariant.customFields.smileListPrice (円単位) を正本にし、直送加算の基準価格、SMILE 単価種別 3 の base 価格として使う。→ 上代単価
  • standardSalesPrice / 標準売上単価: 通常顧客向けの卸価格。ProductVariant.price (sen 単位) が正本。SMILE 単価種別 1 の base 価格。→ 標準売上単価
  • baseUnitPrice: SMILE 単価マスタ (priceKindCode / unitTypeCode) を適用した直後の単価。CommercialRule 適用前。
  • finalUnitPrice: CommercialRule (掛率系 actions) 適用後の単価。直送加算は per-line で finalUnitPrice に税抜き内包される (本セッションで Order 集約 field を削除済み)。
  • ruleDiscount: baseUnitPrice − finalUnitPrice。負値もあり得る (rule が値上げ方向に働くケース)。表示用集計値で永続化はしない。

5 軸価格

価格決定の独立した 5 軸。優先順位の正本は pricing/price-calculation.md の U2/U3 セクション。

  • 定価 / 上代単価: 5 軸の起点。エンドユーザー向け希望小売価格。→ listUnitPrice
  • 掛率 / default 掛率: 顧客 × 商品の組で持つ割引率。商品軸単独では持たない。default は CommercialRule.isDefaultRate=true で表現する。→ 掛率 / CommercialRule
  • 数量別掛率: 数量レンジに応じて変動する掛率。SMILE 単価マスタの quantityUpperBound tier、または CommercialRule で表現。
  • 顧客別数量掛率: 特定顧客 × 数量レンジの掛率。SMILE 単価マスタでは priceKindCode '2' (顧客 × 商品) + quantityUpperBound で表現。
  • 得意先分類別商品 (= 売上掛率分類別商品): 顧客の 売上掛率分類 × 商品の組で掛率を持つ。SMILE 単価マスタでは priceKindCode '3' に対応。Customer.customFields.salesRateClassCode ↔ 単価マスタ salesRateClassCode でマッチ。

salesRateClassCode (Customer)

Customer.customFields.salesRateClassCode。SMILE の 得意先分類0コード(= 売上掛率分類 コード)。SMILE 単価マスタ priceKindCode '3' 行を引くキー。CustomerGroup とは連動しない独立フィールド。分類名は ritsubi_smile_sales_rate_class マスタを正本にし、Customer 側には name の写しを持たない(derivative の salesRateClassName / salesRateClass 等は廃止済み)。

SMILE 単価マスタの種別

正本: smile/smile-master-data-reference.md / smile/smile-master-xlsx-field-catalog.md。CSV header 名表記を主、SMILE 列位置 (M/N/O…) は smile-master-xlsx-field-catalog.md のみで正本扱い。

  • priceKindCode (CSV header: 単価種類): SMILE 単価マスタ行の適用スコープ識別子。'1' = 商品のみ (最広) / '2' = 顧客 × 商品 (最狭) / '3' = 得意先分類 × 商品。specificity 優先順位は '2' > '3' > '1' で、findBestPriceForVariant の SQL ORDER BY に表現されている。

  • unitTypeCode (CSV header: 単価種別): 単価をどう解釈するかの計算種別。'0' = 単価 (override、unitPrice/quantityUnitPrice そのまま) / '1' = 標準売上単価 × 掛率 / '2' = 標準仕入単価 × 掛率 (販売非対象、import 時 skip) / '3' = 上代単価 × 掛率。旧 fixture (suryou-tanka*) は 単価種別 header を持たず '0' 相当。

  • unitPrice (CSV header: 単価): override 値 (sen 単位)。unitTypeCode='0' 時の base。0 円も valid (SMILE 仕様、ユーザー確認済み) で fallback 扱いしない。

  • unitRate (CSV header: 単価掛率): % 値。例: 60 は 60% を意味する。unitTypeCode='1'/'3' 時に base × unitRate / 100 を適用。

  • quantityUpperBound (CSV header: 数量(上限)): 数量別 tier の上限値。指定範囲が狭い行ほど優先 (ORDER BY quantityUpperBound ASC NULLS LAST)。SMILE 単価マスタの specificity は得意先軸 (priceKindCode) と数量軸の 2 軸とも同じ向き (狭い順)。

  • quantityUnitPrice (CSV header: 数量別単価): 数量 tier 内の単価 (sen 単位)。unitTypeCode='0'COALESCE(quantityUnitPrice, unitPrice) として使う。

  • priceKindCode='3' と salesRateClassCode のマッチ: 顧客の Customer.customFields.salesRateClassCode と単価マスタ row の salesRateClassCode が一致する priceKindCode='3' 行が候補化される。両者の値域は SMILE 「得意先分類0コード」で同一。

  • scopeKey: SMILE 単価マスタ row の一意性キー。priceMasterTypeCode | priceKindCode | customerCode | salesRateClassCode | productCode | priceCategoryCode | rowNo | priceChangeDate | periodTargetDate の連結。upsert key として使う。

  • priceMasterTypeCode (CSV header: 単価マスター区分): '0' 売上単価 / '1' 仕入単価 / '2' 支給単価。本プロジェクトは '0' のみ採用 し、それ以外の値の行は import 段階で除外。

  • priceKindBreakdown / unitTypeBreakdown: SMILE 単価マスタ import log (SmileImportLogEntity) の jsonb フィールド。importType='PRICE' の log でのみ非 NULL で、upsert 成功 (imported + updated) 行を priceKindCode / unitTypeCode 別に集計した Record<string, number>。skip / error 行は含まない。React Dashboard の import 履歴で、4 種 fixture (tanka.txt / suryou-tanka.txt / suryou-tanka-bunrui.txt / suryou-tanka-tokuisaki.txt) を一律「単価」表示せず、中身 (商品 / 得意先別 / 分類別、単価 / 標準売上×掛率 / 上代×掛率) を出すために使う。unitTypeCode は parser 側で必ず '0'/'1'/'2'/'3' のいずれかに正規化される (M列ヘッダ欠落の legacy fixture は '0' (固定単価) に default)。breakdown が NULL の旧 log は Dashboard 上で (未集計) と明示する。

直送モード

  • shippingMode: Order.customFields.shippingMode'NORMAL' / 'DIRECT' の 2 値。Vendure 標準の ShippingMethod とは別概念で、価格計算 / 商品可否 / 決済可否 / 外部連携にまたがる注文全体の業務モード。→ 直送モード

  • directShippingEligible / isDirectShippingOnly: ProductVariant.customFields 上のフラグ。directShippingEligible は直送モードで購入可能、isDirectShippingOnly は直送モード以外では非表示/購入不可。

  • direct shipping surcharge / 直送加算: 直送モードで line ごとに finalUnitPrice へ税抜き内包される加算。式は targetDirectPrice = listPrice × (1 + DIRECT_SURCHARGE)surcharge = max(0, targetDirectPrice − finalUnitPrice)per-line 設計Order レベルの集約 field (Order.directShippingSurcharge) は本セッションで削除済み。

  • SHIPPING_RATES.DIRECT_SURCHARGE: 直送加算率の定数 0.1 (= 10%)。SSoT は packages/domain/src/rules/shipping.ts

価格評価エンジン

  • CommercialRule: Ritsubi 独自の商流ルール entity。isDefaultRate で default / specific を分離し、specific (false) を優先、priority 昇順、updatedAt 降順で tiebreak。共通 sort は sortRulesForEvaluation

  • applied actions / 適用順序: 1 line 内の処理順は smile_price_master → pricing actions (CommercialRule) → direct_shipping_surcharge。各 step の入力/出力は pricing/price-calculation.md の U1 図を正本にする。

  • DTO entrypoint: evaluateCommercialRules(CommercialEvaluationInput)。engine pure な新 entrypoint。Dashboard simulator は CommercialRuleService.evaluateCommercialState 経由で呼び出す (simulateCommercialStateWithSmile wrapper は撤去済み)。

🔍 使い方

  • Ctrl+F(Windows)または Cmd+F(Mac)でページ内検索を活用
  • 関連用語は相互リンクで参照
  • 新しい用語の追加は本ドキュメント末尾の「用語追加ルール」を参照

📑 クイックナビゲーション

🔤 日本語(50音順)

あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行

🔠 英数字(アルファベット順)

A | B | C | D | E | F | G | H | J | K | N | O | P | R | S | T | U | V

あ行

アクセス制御(Access Control)

顧客の権限レベルに応じて、商品表示や機能利用を制限する仕組み。リツビでは顧客ステータスに基づく階層的な制御を実装。

アソート

期限のない定常的な価格処理。キャンペーンとは異なり期間指定を持たない。

アップタイム(Uptime)

システムが正常に稼働している時間の割合。SLA(Service Level Agreement)では99.9%以上を目標とする。

アーカイブ(Archive)

過去のデータやファイルを長期保存する仕組み。リツビでは注文データを1年後にアーカイブ化。

インデックス(Index)

データベースの検索性能を向上させるためのデータ構造。商品番号、顧客IDなどの主要フィールドに設定。

売上掛率分類

SMILEで管理される顧客の分類区分。単価マスタや数量別単価の判定に利用する。業務上は「顧客分類」「得意先分類」とも呼ばれる(同義)。

  • SMILE 内部的には 得意先分類0コード〜9コード の 10 スロットが用意されており、ユーザー側で用途に応じて名前を付けて運用する。本プロジェクトの SMILE インスタンスでは スロット 0 に「売上掛率分類」という名称を付けて運用 している(= 売上掛率分類コード得意先分類0コード)。
  • Vendure 側では ritsubi_smile_sales_rate_class.code/name を分類名の正本にする。得意先CSV import または単価マスタ import に 売上掛率分類コード / 売上掛率分類名 が含まれる場合はこのマスタへ upsert する。未登録 code は code/name で作成し、既存 code は最新 import の name で更新する。
  • Dashboard は 7040 MCプレミアムA のように code + name で表示する。分類名が未登録でも価格計算は code だけで継続し、Dashboard / drift audit では「分類名未登録」として見えるようにする。
  • 得意先分類1コード得意先分類9コード はシステム上の枠は存在するが現在の運用では未使用で、内部名称のままマスタに現れる。Vendure 側では取り込まない。
  • Vendure 側では Customer.customFields.salesRateClassCode を価格計算・SMILE 単価マスタ参照キーとして保持し、分類名は SMILE 売上掛率分類マスタ (ritsubi_smile_sales_rate_class) を name の正本とする(Customer 側には name の写しを持たない)。
  • CustomerGroupとは連動させない(CustomerGroupをSSOTにしないため)。必要なら後続タスクで同期方針を設計する。

エクスビアンス(Exuviance)

リツビが扱うスキンケアブランドの一つ。月次割戻金制度の対象商品カテゴリー。

エラーハンドリング(Error Handling)

システムエラーの適切な処理・表示・ログ記録を行う開発手法。

オムニチャネル(Omnichannel)

複数の販売チャネル(EC、店舗、電話など)を統合した顧客体験の提供手法。

おまけ付き商品

購入数量に対して追加数量(おまけ)が付与される商品。数量単価判定ではおまけ込み数量を基準にする。

上代単価(じょうだいたんか)

エンドユーザー向け定価相当の単価 (= ProductVariant.customFields.smileListPrice、円単位)。直送モード直送加算の基準価格、および SMILE 単価マスタ unitTypeCode '3' (上代単価 × 掛率) の base 価格として使われる。価格計算 3 段モデルの最上段。→ 価格計算・SMILE単価マスタ用語

下代単価(げだいたんか)

サロン・施設様向けの卸価格。リツビでは通常、標準売上単価を指す。顧客の掛率やキャンペーン適用後の「購入価格」のベースとなる単価。

標準売上単価

通常顧客向け卸価格 (= ProductVariant.price、sen 単位)。SMILE 単価マスタ unitTypeCode '1' (標準売上単価 × 掛率) の base 価格。商品マスタにおけるベースの単価で、掛率 やキャンペーン適用前の値。→ 価格計算・SMILE単価マスタ用語

か行

掛率(かけりつ)

顧客×商品の組で持つ割引率 (例: 掛率 0.8 = 20% 割引)。商品軸単独では持たず、default は CommercialRuleisDefaultRate=true で表現する。実装パイプライン(5軸 / 3段モデル / 直送加算)の正本は 03-implementation/pricing/price-calculation.md。→ 価格計算・SMILE単価マスタ用語

仮想商品

割引やポイント付与などの調整を商品として扱うためのダミー商品。SMILEに登録し、受注データ上は仮想商品として出力する。代表的な割り当て(ギフト用 80000060 / ポイント用 80000061 / クーポン用 80000088)はいずれも暫定の既定値で未確定。実際に使う番号は Vendure の設定値(Dashboard「仮想商品割り当て」)に従う。正本は 03-implementation/vendure-plugins/points-system.md の仮想商品コード表。

キャンペーン

期間が決まっている特別な販促処理。金額/数量条件や特典付与(割引・ギフト品)を扱う。

  • 担当範囲: 期間限定施策、しきい値達成(金額/数量)、無償特典(固定/変動/選択式)、達成状況表示(あと○円/○個)、上限管理(回数/数量)。
  • 無償付与する「ギフト品」は本キャンペーンの特典の一種であり、独立概念ではない。→ ギフト品(無償特典)
  • 恒常的な価格上書きは 価格ルール(価格ポリシー) で扱う。手入力の割引コードは クーポン

キャンペーンID

キャンペーンを一意に識別する文字列。Vendure側のキャンペーンIDとWordPressのキャンペーン投稿を紐付けるキーとして使用する。URLに含めるため、英字・数字・ハイフンを推奨する。URLパスは大文字/小文字を区別する環境があるため、小文字に統一する。Storefront側はURLパスを小文字に正規化し、正規URLへリダイレクトする。

ギフト券

名前などのメタデータを持つ、期限付きのポイント付与手段。コード登録でポイント残高へ加算する。登録期限を持ち、期限切れは登録不可。

ギフト品(無償特典)

キャンペーン条件達成時に無償付与されるアイテム。キャンペーン特典の一種であり、独立概念ではない(実装上は add_gift_items / select_gift_items)。

クーポン

顧客・営業がコードを入力して価格調整を行う割引コード。Vendureのプロモーションを正本として扱う。

価格制御フラグ

旧システムで特別価格フローの適用有無を切り替えるためのフラグ。ONの場合に特別価格ロジックを適用する。

価格ポリシー(Pricing Policy)

顧客・顧客グループ・グローバル単位で適用される恒常的な価格制御ルール。仕様書の正式名は価格ルール(pricing rule)で、本項目はその別名(責務境界の正本は specifications/キャンペーン-価格制御責務分離.md)。

  • 担当範囲: 顧客属性に応じた標準掛率、商品/商品グループ/コレクションに対する常時割引、監査可能な権限ベースの価格上書き。
  • 期間限定販促、無償特典(ギフト品)、進捗表示は キャンペーン の責務とする。手入力の割引コードは クーポン

可視性エンジン

顧客ステータスや販売ランクなどの条件に基づき、商品・キャンペーンの表示/非表示を制御する既存の判定エンジン。

特別価格フラグ

特別価格フローの適用有無を切り替えるフラグ。価格制御フラグと同義。

基幹システム(Enterprise System)

企業の中核業務を支える統合システム。リツビではSMILEを使用。

顧客ステータス(Customer Status)

B2B顧客の分類体系。CustomerStatusEntity として DB で動的に管理され、初期値は CUSTOMER_STATUS@ritsubi/domain)で定義。

在庫引当(Stock Allocation)

注文時に在庫を確保する処理。リアルタイムで在庫数を減算し、重複注文を防止。

承認フロー(Approval Workflow)

B2B取引における注文承認プロセス。顧客の与信状況に応じた段階的承認。

直送モード(Direct Shipping Mode)

リツビから施設様を介さずエンドユーザーへ直接商品を配送する注文モード。システム使用料(商品発送手数料等)として、上代単価の10%分が「直送サーチャージ」として加算される。この手数料は施設様の購入価格(下代)ではなく、定価(上代)を基準に算出される点に注意。

Vendure 実装上は ShippingMethod とは別概念であり、Order.customFields.shippingMode を正本として扱う。ShippingMethod はチェックアウトで選択する配送方法、直送モードは価格計算・商品可否・決済可否・外部連携にまたがる注文全体の業務モードである。

直送サーチャージは per-line 設計(Order 集約 field は持たない)。加算式と適用順は 03-implementation/pricing/price-calculation.md を正本にし、用語は direct shipping surcharge / 直送加算 を参照。

配送方法(Shipping Method)

Vendure 標準の配送方法。チェックアウトで顧客が選択する配送ラインの候補であり、送料見積もりや shippingLines に反映される。

本プロジェクトでは、配送方法は 直送モード を置き換えるものではない。必要に応じて、現在の ShippingMode に応じて表示可能な ShippingMethod を絞り込むための下位概念として利用する。

構成品

セット商品を構成する個別商品。構成品は通常のSKU(SMILEの商品番号)を持つ前提で管理し、SMILE連携時は構成品単位で受注データを作成する。

請求書(Invoice)

B2B取引で発行する正式な支払い要求書類。日本の商習慣に対応したフォーマット。

同期(Synchronization)

外部システム(SMILE)とECサイト間でのデータ整合性を保つ処理。在庫は10分毎、価格は1時間毎。

さ行

サーバーサイドレンダリング(SSR: Server-Side Rendering)

サーバー側または request-time で HTML を生成する技術。公開導線の SEO と初期表示最適化で使われる。

出荷完了メール

出荷完了時に送信する通知メール。一般的な出荷完了の文言に加え、配送業者名追跡番号を含める。

受注番号

受注を一意に識別する番号。外部システム連携や出荷完了メールの通知対象特定に使用する。

署名付きURL

期限を付けて一時的にアクセス可能にするURL。帳票PDFのダウンロードなど、非公開ファイルを安全に共有するために用いる。

スケーラビリティ(Scalability)

システムの拡張性。ユーザー数や取引量の増加に対応できる設計能力。

数量別単価マスタ

数量に応じた単価を定義する SMILE マスタ (= 単価マスタ のうち quantityUpperBound を持つ行群)。数量単価マスタとも呼ぶ。数量別 tier は指定範囲が狭い行ほど優先 (ORDER BY quantityUpperBound ASC NULLS LAST)。

セキュリティホール(Security Hole)

システムの脆弱性。定期的なパッチ適用で対策。

セッション(Session)

ユーザーの一連の操作期間。ECサイトではカート情報や認証状態を保持。

セミナー参加者

セミナー参加者向けキャンペーンの対象者。事前に個別特定できない場合は専用ログインURLなどで一時的に権限を付与する。

専用ログインURL

セミナー参加者など、限定キャンペーン表示のために一時的なアクセス権限を付与するURL。URLとパスワードで入場するキャンペーンページを含む。

限定キャンペーンページ

URLとパスワードを知っている顧客だけが入場できるキャンペーン専用ページ。

セット商品

複数の個別商品(構成品)を1つの商品として販売する形態。Vendure上は「独自のSKU(セット商品番号)」を持つ商品バリアントとして定義し、SMILE連携時は構成品へ分裂して取り扱う。

セット商品番号

セット商品を一意に識別するVendure側の独自コード。SMILEには存在しない前提で扱い、注文のSMILEエクスポート時に「元のセット商品番号(例: originalSetCode)」として参照できるようにする。

ソーシングメーカー(Sourcing Manufacturer)

OEM/ODM製品の製造元企業。リツビの美容機器消耗品などが該当。

た行

単価マスタ

SMILE で管理される単価データ (ritsubi_smile_price_master テーブル)。通常単価・特別単価・数量別単価の参照元。specificity は priceKindCode (顧客×商品 > 得意先分類×商品 > 商品のみ) と quantityUpperBound (狭い tier 優先) の 2 軸。詳細は 03-implementation/pricing/price-calculation.md U3 セクション。

単価区分

数量別単価マスタ内の区分。現在単価・期間単価などの種別を表す。

単価種類

SMILE 単価マスタ行の 適用スコープ 識別子 (priceKindCode、CSV header 単価種類)。'1' 商品のみ / '2' 顧客×商品 / '3' 得意先分類×商品。specificity は '2' > '3' > '1'。→ priceKindCode

単価種別

SMILE 単価マスタ行の 計算種別 識別子 (unitTypeCode、CSV header 単価種別)。'0' 単価 override / '1' 標準売上単価×掛率 / '2' 標準仕入単価×掛率 (販売非対象) / '3' 上代単価×掛率。→ unitTypeCode

追跡番号

配送状況を追跡するための番号。出荷完了通知で配送業者名と合わせて案内する。

帳票

請求書・納品書・見積書・配送ラベルなど、取引や配送に紐づくPDF書類の総称。

帳票テンプレート

帳票を生成するためのHTMLテンプレート。帳票タイプごとに管理し、必要に応じて改訂履歴を保持する。

データマイグレーション(Data Migration)

既存システムから新システムへのデータ移行作業。整合性チェックと段階的移行を実施。

デッドロック(Deadlock)

データベースで複数の処理が互いにロックを待つ状態。適切なトランザクション設計で回避。

トランザクション(Transaction)

データベースの一連の処理を一つの単位として扱う仕組み。全処理成功またはすべて取り消し。

特定商取引法(Act on Specified Commercial Transactions)

EC事業者が遵守すべき日本の法律。表示義務やクーリングオフ制度を規定。

適格請求書登録番号

インボイス制度における適格請求書発行事業者の登録番号。帳票の発行者情報に含める。

な行

認証・認可(Authentication & Authorization)

認証:ユーザーの身元確認、認可:権限に基づくアクセス制御。JWTトークンを使用。

納期(Delivery Date)

商品の配送予定日。B2B取引では正確な納期提示が重要。

は行

販売ランク

顧客の販売上の区分。キャンペーンの表示・適用可否の判定軸として利用する。

発行者情報

帳票に記載する発行者の情報(社名、登録番号、住所、電話番号、捺印画像URLなど)の総称。

配送業者名

配送を担当するキャリアの名称。出荷完了メール追跡番号と合わせて記載する。

バッチ処理(Batch Processing)

定期的に実行される一括処理。在庫同期、価格更新、レポート生成など。

非機能要件(Non-Functional Requirements)

性能、可用性、セキュリティなど、システムの品質に関する要件。

フォールバック(Fallback)

主要機能が利用できない場合の代替機能。決済システム障害時の代替手段など。

プラグイン(Plugin)

Vendureの拡張機能モジュール。B2B機能、キャンペーン管理、SMILE連携などをプラグインで実装。

プロモーション(Promotion)

Vendureが提供する割引・特典の仕組み。クーポンはこの枠に合流させて管理する。

プレゼント商品

ギフト品(無償特典)と同義。キャンペーン条件達成時に無償で付与される特典商品。固定数付与や購入数量に連動する付与を含む。表現は「ギフト品」に統一する。

ブロードキャスト(Broadcast)

システムイベントの一斉通知。在庫切れ、価格変更などの情報をリアルタイムで配信。

ヘッドレス(Headless)

フロントエンドとバックエンドを分離したアーキテクチャ。Vendure と Storefront の構成が該当。

ポイント制度(Point System)

顧客が保有するポイント残高の付与・利用システム。残高は注文時に利用(動的なマイナス価格として処理)する。

ま行

マイグレーション(Migration)

データベーススキーマの変更を管理する仕組み。バージョン管理とロールバック機能付き。

マルチテナント(Multi-Tenant)

複数の顧客(テナント)が同一システムを共有する構成。B2Bでは顧客別データ分離が重要。

無償プレゼント

ギフト品(無償特典)と同義。キャンペーン条件を満たした際に無償で提供される特典。購入者が候補から選択するケースを含む。表現は「ギフト品」に統一する。

メゾセウティカル(Mesoceutical)

リツビが扱う美容クリニック向けトリートメント製品ブランド。

モノレポ(Monorepo)

複数のプロジェクト(Vendure、Storefront、共有ライブラリ)を単一リポジトリで管理する手法。

や行

ユーザビリティ(Usability)

システムの使いやすさ。B2Bでは業務効率化と操作の分かりやすさが重要。

与信(Credit)

顧客の支払い能力評価。B2B取引では与信限度額内での注文受付。

ら行

ライフサイクル(Lifecycle)

注文から配送完了までの一連のプロセス。各段階でのステータス管理。

リアルタイム(Real-time)

即座に処理・反映される仕組み。在庫確認、価格表示などで使用。

連番

帳票の発行番号など、連続する番号を採番する仕組み。帳票タイプ単位で連番を管理する。

リファクタリング(Refactoring)

機能を変更せずにコードの内部構造を改善する作業。

レスポンシブ(Responsive)

様々な画面サイズに対応するWebデザイン手法。

ロールバック(Rollback)

システムを以前の状態に戻す処理。デプロイ失敗時やデータ障害時に実施。


英数字

API(Application Programming Interface)

システム間の情報交換を行うインターフェース。VendureのGraphQL APIやSMILE連携APIなど。

B2B(Business to Business)

企業間取引。リツビの主要ビジネスモデル。

CI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery)

継続的インテグレーション・継続的デリバリー。コード変更の自動テスト・デプロイ。

CMS(Content Management System)

コンテンツ管理システム。商品情報、ページコンテンツの管理。

CRUD(Create, Read, Update, Delete)

データの基本操作。作成、読取、更新、削除。

CSR(Client-Side Rendering)

ブラウザ側でWebページを生成する技術。動的なUIに適用。

DNS(Domain Name System)

ドメイン名とIPアドレスを変換するシステム。

ERP(Enterprise Resource Planning)

統合基幹業務システム。リツビではSMILEを使用。

Fly.io

Vendureサーバーのホスティングプラットフォーム。コンテナベースのデプロイ。

GraphQL

APIのクエリ言語。Vendureで採用、効率的なデータ取得が可能。

HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)

暗号化されたHTTP通信。全ページでSSL/TLS暗号化を実装。

JWT(JSON Web Token)

認証情報をJSON形式で安全に送信するトークン規格。

KPI(Key Performance Indicator)

重要業績評価指標。売上、コンバージョン率、顧客満足度など。

Vite

フロントエンド開発サーバー兼ビルドツール。現行 Storefront の実装に使用。

ORM(Object-Relational Mapping)

オブジェクト指向プログラミング言語でリレーショナルデータベースを操作する技術。

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)

決済カード業界のセキュリティ基準。クレジットカード情報の保護規格。

PWA(Progressive Web App)

ネイティブアプリのような体験を提供するWebアプリケーション。

Redis

インメモリデータベース。キャッシュやセッション管理に使用。現行は Fly.io 上の専用 Redis app で運用。

RCODE

商品ブランドの一つ。価格計算やキャンペーン判定で参照する商品群の名称として使う。

REST(Representational State Transfer)

WebAPIの設計原則。HTTPメソッドを使用したリソース操作。

SaaS(Software as a Service)

クラウドベースのソフトウェア提供モデル。

SEO(Search Engine Optimization)

検索エンジン最適化。Storefront では metadata 設計と公開導線の情報設計で対応する。

SLA(Service Level Agreement)

サービスレベル合意書。稼働率99.9%以上を保証。

SMILE

株式会社オービックビジネスコンサルタントの統合基幹業務システム。リツビの基幹システム。

SQL(Structured Query Language)

リレーショナルデータベースの操作言語。PostgreSQLで使用。

SSG(Static Site Generation)

静的サイト生成。ビルド時にHTMLを事前生成する技術。

TypeScript

JavaScriptに型定義を追加したプログラミング言語。全体的に採用で型安全性を確保。

UI/UX(User Interface/User Experience)

ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス。使いやすいデザインと操作性。

Vendure

Node.js/TypeScript製のヘッドレスEコマースフレームワーク。バックエンドシステムの基盤。

Cloudflare Workers

Cloudflare のエッジコンピューティングプラットフォーム。Storefront(Vite)と React Dashboard をデプロイ。KV / R2 / D1 などのストレージサービスと統合可能。

Webhook

HTTPコールバックの仕組み。外部システムからの自動通知に使用。


📝 用語追加ルール

新しい専門用語や略語を追加する場合は、以下の形式で記載してください:

テンプレート

### 用語名(英語名・読み方)

定義と説明。プロジェクト内での使用例や注意点。関連用語は [リンク](#関連用語)
で参照。

追加時の注意事項

  1. 50音順・英字順 で適切な位置に挿入
  2. 関連用語のリンク を相互に設定
  3. プロジェクト固有の使用例 を含める
  4. 略語は正式名称 も併記
  5. 更新履歴 に追加内容を記録

📅 更新履歴

日付 更新者 追加・変更内容
2024/12/24 システム 初版作成・基本用語約80語を整備
2026/01/09 システム 出荷完了メール/受注番号/追跡番号/配送業者名を追加
2026/01/15 システム 上代単価・下代単価・直送モードの定義を詳細化
2026/03/03 システム キャンペーンと価格ポリシーの責務分離に基づき定義を更新

🔄 メンテナンス

  • 月次レビュー: 新しいプロジェクト用語の追加確認
  • 定期更新: 技術仕様変更に伴う用語定義の見直し
  • 品質保証: 用語の正確性と最新性の維持

💡 用語の提案・修正: プロジェクトで新しい概念や技術用語が出てきた場合は、必ずこの用語集に追加して、チーム全体の理解を統一してください。